ハチの巣についての相談
更新日:2021年4月13日
市では、ご自宅等に出来たハチの巣の駆除支援を行っています。ハチの巣が出来てしまった時は、以下のいずれかの方法での駆除をお願いしています。(集合住宅や事業所等に出来た場合は、管理組合や管理会社等それぞれの管理者に連絡してください。)
防護服を貸し出ししています。
防護服は不特定多数の方がご利用になるため、消毒用アルコール等による拭き取りを行うなど、一定の感染症予防処置を行っていますが、ご利用にあたっては、以下の点にご注意くださいますようお願いします。
- 使用前に穴や隙間がないかご確認ください。
- 体調の優れない場合のご使用はお控えください。
- 感染症予防のため、可能であればマスクの着用をお願いいたします。
- 感染症予防のため、使用前後に手洗いをお願いいたします。
- ご自身で消毒される場合は、ヘルメットのプラスチック部分のみ消毒してください。
注記:ヘルメットのプラスチック部分以外(布地、手袋)には蜂が留まれないように撥水加工がしてありますので、消毒用アルコール類での拭き取りや、洗濯機等での洗浄は行わないでください。
ご自身で対応できる場合
防護服
- 市では、殺虫剤と防護服の無料貸し出しを行っています。環境係(電話:042-387-9817)で予約をしてください。ただし、予約は当日に限ります。防護服の貸出期間は4日間(土曜、日曜、祝日を含む)です。
- 防護服は、右の写真のように全身を覆い、特殊な加工を行っているため、ハチが寄せ付きにくいことや、表面のテフロン撥水処理によりハチが止まりにくいこと、針が通りにくい等の効果があります。
- 防護服は、幅45センチ×34センチ、高さ46センチの箱に入っています。自転車や徒歩でお越しの方は、荷台に括り付けるための紐や、箱でお持ちになれない方は大きめの袋をご用意ください。
- 殺虫剤は、直線状に薬剤が飛び出すもので、約3メートルの距離まで対応が可能です。
巣の駆除の仕方
- ポイントは、暗くなってから行うことです。ハチは、昼間の明るいうちは盛んに活動していますが、暗くなると巣に戻りおとなしくしています。なるべく暗くなってからの方が安全ですし、一網打尽に出来る効果も期待できます。
- 隙間の無いようしっかり防護服を着て、殺虫剤を吹きかけます。スズメバチは、巣穴(通常1か所)の中に薬剤が入るように噴射してください。しばらくして、静かになったら巣を撤去します。撤去する際は、なるべく巣を壊さないように袋に入れてください。アシナガバチは、巣全体にかかるように噴射してください。薬剤がハチに当たると、ハチがボトボト落ちてきます。しばらくして、巣にハチがいないことが確認できたら、棒等で巣を落としてください。
- どちらのハチの死骸も、片付ける際は絶対に素手では触らないようにしてください。毒針が出ていることが多く見られます。ハチの死骸と巣は、厚手のビニール袋に入れ、口を固く縛り可燃ごみとして処理してください。
注記:防護服を着ての作業であっても、100パーセント安全とは限りません。各個人の責任のもと、安全には十分に留意して作業を行ってください。また、高所での作業など危険が伴うような場合には、無理をせず専門業者に依頼してください。特にスズメバチの巣の駆除は、業者に依頼することをお勧めします。
ご自身で対応できない場合
高い場所等に巣が出来て殺虫剤が届かない場合や、ご自身で駆除することに抵抗がある方には、公益社団法人東京都ペストコントロール協会(電話:03-3254-0014)を紹介しています。
東京都ペストコントロール協会では害虫等の相談や、お近くの駆除専門業者(費用は自己負担)をご案内しています。
ヒトを刺すハチの種類
スズメバチ
巣は、作り始めは徳利を逆さにしたような形から、だんだん球状に近い形になっていきます。スズメバチの巣の利用は1年限りです。冬になり働き蜂が全滅して空になった巣は、翌年以降に再利用することはありません。
スズメバチの大きさは、約17ミリから40ミリです。攻撃性が強く、刺されると毒性も強いので、巣を見つけたときは絶対に近付かないことが大切です。
スズメバチ
スズメバチの巣(初期)
スズメバチの巣
アシナガバチ
巣は茶碗を逆さにしたような形になっています。シャワーヘッドのように小さい巣穴がたくさん見られるのが特徴です。アシナガバチの巣の利用は1年限りです。冬になり働き蜂が全滅して空になった巣は、翌年以降に再利用することはありません。
アシナガバチの大きさは、約13ミリから27ミリです。基本的におとなしい性質で、直接巣を刺激しなければ攻撃してくることはありません。また、農作物や庭木につく毛虫などの害虫を狩ってくれる益虫とされています。通学路や子どもの遊び場に近い場所などを除き、特に危険な場所ではない限り、益虫としての側面を大事にして上手に共存していただきたいハチです。
アシナガバチ
アシナガバチの巣1
アシナガバチの巣2
ミツバチ
ミツバチの大きさは、約12ミリから13ミリです。非常におとなしい性質で、「ハチミツ」を生産する益虫です。日本には、「ニホンミツバチ」と「セイヨウミツバチ」の2種が生息しています。
ミツバチの巣は、1匹の女王蜂と複数の働き蜂から成り立っています。1つの巣に新しい女王蜂が誕生すると、古い女王蜂は半数ほどの働き蜂を引き連れて集団で引越しをします。これを「分蜂」と言います。分蜂は、大量のミツバチが急に庭の木や壁などに集まるため、非常に驚かれる場合があります。しかし、この現象は早ければ数時間で、長くても数日で新しい営巣場所へと移動していくので、その後は急にいなくなるのが普通です。ミツバチは近年、個体数も少なくなってきているので、分蜂を見かけた際は慌てず、数日様子をみるようにしてください。
ニホンミツバチ
セイヨウミツバチ
分蜂
お問合わせ
環境政策課環境係
電話:042-387-9817
FAX:042-383-6577
メールアドレス:s040199(at)koganei-shi.jp
注記:迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。
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