市長就任挨拶

　私は、令和4年11月27日の市長選挙におきまして、多くの市民の皆様より、ご信任を賜り、市長として市政運営のかじ取りを任せていただくことになりました。責任の重さと使命感に身の引き締まる思いであります。

　小金井市の新しい時代を切り拓くため、「みんなでつくろう　いろいろが　彩るまち」をスローガンとして、重要課題の解決に取り組むとともに、協働・市民参加と地域資源を活用しつつ、多様性を尊重しあう、子ども、若者、そして高齢者を含む全市民が暮らしやすいまちを目指して全力を尽くしてまいる所存です。

　私は、市長選挙において4つの市政の重要課題を掲げました。

・「専決処分による公立保育園の廃園に関する条例の改正」

・「庁舎及び（仮称）新福祉会館建設の早期実現」

・「東京都に対し、2本の都市計画道路整備の中止を求めること」、そして

・「物価高騰への対策」の4つです。

これらの重要課題につきましては、必要な調整なども踏まえながら、スピード感を持って取り組んでまいります。

　新型コロナウイルスは幾度となく感染拡大を繰り返しており、現在も第8波と言われる感染拡大の中にあります。引き続き感染症への適切な対応を行うとともに、市の最重要事業としてこれまで進めてきたワクチン接種事業につきましても、医師会・薬剤師会・訪問看護連絡会の皆様と緊密に連携しつつ取り組んでまいります。

　私は、今後のまちづくりにおいて、「地域人材の育成」が重要であると考えています。そのためには、私自身を含め、職員もさらなる協働意識の向上に努め、市民の皆様をはじめとしたあらゆる方々の意見や知見、スキルを活用させていただく機会の創出に取り組んでいく必要があります。これまで以上に地域活動を担っていただく市民の皆様、まちづくりに一緒に関わっていただく市民の皆様を増やし、「みんなでつくるまち」を一歩ずつ進めてまいります。

　これまで市政に関わっていただいた皆様のお力添えにより、今の小金井市が築かれました。それらをしっかりと受け継ぎ、さらに磨きをかけていくことを念頭に、将来課題にもしっかり向き合いつつ、皆様と一緒に新しい小金井を目指して歩んでまいりたいと考えております。そして、皆様とともに新しい小金井をつくるために「あたりまえのことを、あたりまえに」取り組む市役所を目指し、一つひとつの業務や決断を大切にしてスピード感を持って取り組んでまいる所存です。

　市民の皆様並びに市議会議員各位におかれましては、市政の発展のために、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、私の就任のあいさつとさせていただきます。