小金井市の歴史散歩
更新日:2022年3月31日
私たちのまち小金井市には今から約3万5千年も前から人々が住み始め、先祖の暮らしのあかしである有形・無形の文化財が数多く残されています。
これらの文化財は、地域の歴史を物語る貴重な文化遺産であり、大切に保護されなくてはなりません。
実際に市内めぐりをする時の便を考え、「A 玉川上水にそって」、「B 仙川にそって」、「C 連雀通りにそって」、「D 薬師道にそって」、「E はけの道にそって」の5コースに分けて掲載しています。
注記:文化財の見学の際は、マナーを守り、所有者の迷惑になる行為や文化財を傷つけることのないよう十分に気をつけて下さい。
小金井市内文化財分布図
小金井市文化財分布図の詳細ははこちら(PDF版)へ(PDF:446KB)
A 玉川上水にそって
玉川上水は、江戸の水道施設として造られたものですが、分水によって上水沿岸の武蔵野台地の新田開発に重要な歴史的役割を果たしました。また、玉川上水に沿う五日市街道は、多摩地域と江戸・東京を結ぶ幹線道路として、地域の経済発展に大きく寄与しました。
番号 | 名称 | 番号 | 名称 |
---|---|---|---|
1 | 史跡玉川上水 | 7 | 武蔵野新田開発陣屋跡 |
2 | 名勝小金井(サクラ) | 8 | 真蔵院・川崎平右衛門供養塔 |
3 | 玉川上水の橋 | 9 | 八幡神社 |
4 | 御成の松跡 | 10 | 関野町餅つき |
5 | 是政稲荷 | 11 | 桜樹接種碑 |
6 | 都立小金井公園・江戸東京たてもの園 | 12 | 尾州家鷹場御定杭(びしゅうけたかばごじょうくい) |
B 仙川にそって
仙川は、小平市上水南町のサレジオ学園付近に源を発し、市の北部を東流し、武蔵野市・三鷹市・調布市を経由、世田谷区鎌田で野川と合流する全長約20キロメートルの多摩川水系の一級河川です。かつては夏から秋口に湧水が見られ、水が流れていたといわれますが、今は年中枯れています。
また、仙川は雨が降るとすぐ洪水になり、周辺の人々を悩ませるため、「悪水」とも呼ばれました。仙川にそって、枝久保・小長久保・亀久保といった侵食地形にちなむ「くぼ地」地名が残っています。
番号 | 名称 | 番号 | 名称 |
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13 | 陸軍技術研究所跡 | 25 | 浴恩館・空林荘 |
14 | 江戸糸あやつり人形 結城座(ゆうきざ) | 26 | 浴恩館公園のツツジ群 |
15 | 山王稲穂神社 | 27 | 山の神 |
16 | 小金井分水・山王窪築樋(さんのうくぼつきどい) | 28 | 亀久保田圃 |
17 | 大松木下之稲荷 | 29 | 市杵島神社 |
18 | 三光院 | 30 | 弘化三年馬頭観音塔 |
19 | 小金井養生院跡・桜町病院 | 31 | 長昌寺・応永廿九年銘薬師如来(おうえいにじゅうくねんめいやくしにょらい) |
20 | 刀工金井 信重屋敷跡 | 32 | 梶野の築樋 |
21 | 大久保家のカキノキ | 33 | 永寿学舎・梶野分教場跡 |
22 | 地蔵通り・宝暦元年庚申塔 | 34 | 下染屋稲荷 |
23 | 大嶽神社 | 35 | 東小金井駅・貨物駅跡 |
24 | 野謡(のうたい) |
C 連雀通りにそって
市の中央部を東西に通じる都道134号線は、国分寺市恋ヶ窪から三鷹市下連雀に通じていることから「連雀通り」と呼ばれています。江戸時代には「江戸道」、明治時代には「東京道」と呼ばれ、杉並区久我山を経由し、江戸(東京)に通じる幹線道路の一つでした。
番号 | 名称 | 番号 | 名称 |
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36 | 貫井遺跡(ぬくいいせき) | 49 | 永井銀治郎・本木梅太郎頌徳碑 |
37 | はけうえ遺跡 | 50 | 蛇の目ミシン工場跡 |
38 | 滄浪泉園(そうろうせんえん) | 51 | 中山谷遺跡(なかざんやいせき) |
39 | 小金井警察署 | 52 | 渡辺文吉頌徳碑(しょうとくひ) |
40 | 前原横穴墓(まえはらおうけつぼ) | 53 | 鴨下製糸場跡 |
41 | 平代坂遺跡 | 54 | 地蔵・庚申塔(こうしんとう)・石灯籠 |
42 | 前原地下式横穴 | 55 | 東京農工大学・科学博物館 |
43 | 梶四郎家所蔵板碑群(いたびぐん)・宝篋印塔(ほうきょういんとう) | 56 | 栗山公園 |
44 | 小金井消防署 | 57 | 栗山遺跡 |
45 | 武蔵小金井駅 | 58 | 御栗林跡 |
46 | 西之台遺跡 | 59 | 新小金井駅 |
47 | 宝永四年六地蔵 | 60 | 笠森稲荷神社 |
48 | 小金井村・町役場跡 | 61 | 南関野天神社 |
D 薬師道にそって
薬師道は、小金井市立第二中学校の東の坂(おお坂・中念坂ともいいます)を下り、貫井村(現小金井市貫井南町)から国分寺本村(現国分寺市東元町)をへて国分寺薬師堂に至る道で、江戸時代から薬師堂への参詣道でした。
番号 | 名称 | 番号 | 名称 |
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63 | 小金井囃子(こがねいばやし) | 74 | 下弁天 |
64 | 前原遺跡 | 75 | 貫井南遺跡(ぬくいみなみいせき) |
65 | 寛文六年庚申塔(こうしんとう) | 76 | 千手院 |
66 | 小金井小次郎の墓 | 77 | 鈴木家三代私塾跡 |
67 | 西念寺 | 78 | 閻魔堂(えんまどう)木造閻魔王坐像 |
68 | 金井原古戦場(かないはらこせんじょう) | 79 | 真明寺 |
69 | 橋場下墓地の石造物 | 80 | 貫井神社 |
70 | 多磨霊園 | 81 | 貫井プール(水泳場)跡 |
71 | 幡随院(ばんずいいん) | 82 | 荒牧遺跡 |
72 | 中丸・神明宮・光明院跡 | 83 | 寛政六年庚申塔(こうしんとう) |
73 | 松平女学校跡・モーリ農園跡 | 84 | 貫井囃子(ぬくいばやし) |
E はけの道にそって
「はけ」とは、崖(がけ)を意味する言葉ともいわれ、小金井では、江戸時代の検地帳等に「はけの上」・「下はけ」・「破希田」の字名がみられます。戦後、大岡 昇平の小説『「武蔵野夫人」(昭和25年刊)の舞台として登場以来、小金井のはけが有名になりました。
「はけの道」の名称は、昭和48 年(1973)に市民公募で制定された愛称で、金蔵院前から二枚橋方面に通じる崖下の道です。
番号 | 名称 | 番号 | 名称 |
---|---|---|---|
85 | 金蔵院・ケヤキとムクノキ | 93 | 七軒家遺跡(しちけんやいせき)・くじらやま |
86 | 黄金井の湧水・オニイタヤ | 94 | 野川中洲北遺跡 |
87 | 渡辺家墓地月待板碑(つきまちいたび) | 95 | 小金井水田跡碑 |
88 | 真陵墓地の廻国供養地蔵(かいこくくようじぞう)・筆子塚(ふでこづか) | 96 | 武蔵野公園低湿地遺跡 |
89 | 市立はけの森美術館・はけの小路 | 97 | ICU.LOC.15遺跡 |
90 | 新橋遺跡 | 98 | 二枚橋 |
91 | 四割堰跡(よわりせきあと) | 99 | 都立野川公園 |
92 | 小説『武蔵野夫人』ゆかりの地 |
このページで紹介したそれぞれの文化財や遺跡については、「小金井市の歴史散歩」で詳しく解説しています。
「小金井市の歴史散歩」をご覧になりたい方は文化財センター・図書館・情報公開コーナー(市役所第二庁舎6階)等をご利用ください。
併せて、小金井市立図書館『こがねい電子図書館』内の「小金井市関連資料(外部サイト)」でもご覧いただくことができます。
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お問合わせ
生涯学習課文化財係
電話:042-387-9879(直通)
FAX:042-383-1133
メールアドレス:k020199(at)koganei-shi.jp
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