市歌・愛唱歌の作詩・作曲者について
更新日:2018年10月11日
小金井市歌・小金井市民愛唱歌の作詩・作曲者と、歌へ込めた想いをご紹介します。
林 望さん
慶応義塾大学大学院博士課程満期退学(国文学)。ケンブリッジ大学客員教授。東京藝術大学音楽学部助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞を受賞。2013年『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。エッセイ・小説・詩集のほか、能や古典の評解著書多数。また自ら声楽実技を学んでバリトンとして演奏活動をする傍ら、『夢の意味』『悲歌集』『旅のソネット』など歌曲・合唱曲を多く作詩。浜松市歌、JR東海社歌、慶應義塾横浜初等部校歌・愛唱歌等の作詩も多い。小金井市に在住五十年。
市歌、愛唱歌それぞれの詩へ込めた想いを教えてください。
市歌は、昼間の明るい光の中の小金井市の姿がテーマとなっています。郊外の広い空、生産緑地としての豊かな実り、野川や小金井公園などの水や緑、文化と学芸の町、はけの道や江戸東京たてもの園などの歴史と伝統、緑豊かなベッドタウンとしての憩いの町、そして賑やかな町並みなど市民から寄せられた小金井市のさまざまな魅力を歌い込んでいます。
愛唱歌は、ベッドタウンとしての小金井市の側面、夜に帰ってきて、団らんの中で安らぎを得る町をイメージしています。
市歌と愛唱歌で、春夏秋冬、昼と夜の小金井市の姿を表現しました。
市民の方へ向けたメッセージ・伝えたいことを教えてください。
詩はやや古風ですが、歌いやすい曲ですので、ぜひいろんな機会に歌ってください。歌曲的なものを感じていただけると思います。
信長 貴富さん
1994年上智大学文学部教育学科卒業。1994・95・99年朝日作曲賞(合唱曲)、1998年奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位、2000年現音作曲新人賞入選(室内楽曲)、2001年日本音楽コンクール作曲部門(室内楽曲)第2位などを受賞。多数の合唱曲のほかに、歌曲、器楽作品など多岐にわたる。「信長貴富歌曲集」「こどものためのピアノ曲集 スタートダッシュ」ほか出版多数。
市歌へ込めた想いを教えてください。
すばらしい詩を得て、流れるような勢いで作曲することができました。小金井市は私にとって親しみ深い土地でしたので、言葉の背後にある光景を感じ取りながら作曲できたことは幸いでした。この歌が人びとの心に浸透し、ふるさとの風の匂いを思い起こさせる拠り所になればと願っています。
どのように使用してほしいですか?
市のイベントや学校行事などにとどまらず、市内で活動する合唱団の演奏会や、市民生活の様々な場面で歌われるようになれば嬉しいです。
市民の方へ向けたメッセージ・伝えたいことを教えてください。
美しい緑、清らかな水の流れ、豊かな文化は、平和とともに保たれるものだと思います。市歌の中で歌われる言葉はその象徴でありましょう。小金井市の平和が歌とともに永く続きますように。
深見 麻悠子さん
大阪府生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科を経て、同大学院修士課程作曲専攻修了。2006年パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲科ディプロム取得。第11回東京国際室内楽作曲コンクール第2位(1位なし最高位)。第8回フランス・オルレアン国際ピアノコンクールにて《Azur pour Piano》(ピアニスト・須藤英子氏委嘱作品)がAndre Chevillion-Yvonne Bonnaud作曲賞受賞。現在、国立音楽大学非常勤講師。日本現代音楽協会、日仏現代音楽協会各会員。
愛唱歌へ込めた想いを教えてください。
愛唱歌の作成にあたり、まず念頭に置いたことは、小金井市民の皆様にとって身近に感じて頂けるような音楽に仕上げることでした。
私自身、どんなときでも音楽からたくさんの希望をもらい、力に変えてきたという実感があります。この『夢みる町』も、皆様の生活の中に少しでも彩りを与え、心が温かくなるような存在になってほしい、と願いを込めて作曲しました。
どのように使用してほしいですか?
多くの市民の皆様に、ぜひ歌って頂きたいです。楽譜では一見難しそうに感じられるかもしれませんが、覚えやすいメロディーになっていると思いますので口ずさんでみてください。独唱の他、二部、三部、四部合唱があります。合唱はハーモニーの美しさをとくにこだわって作曲しました。幅広い年代の方々に、合唱ならではの、ハモる喜びをぜひ感じて頂きたいです。
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