地球温暖化による気候変動と私たちができる取組について
更新日:2021年12月21日
地球温暖化
「地球温暖化」とは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの濃度が大気中に増加し、地表面の温度が上昇する現象です。
産業革命以降における化石燃料の燃焼や土地利用の変化により、大気中の二酸化炭素濃度が過去の約280ppmから現在の400ppmを超える濃度となったことで、気温上昇が引き起こされています。
現在では陸上や海の生態系への影響のほか、食料生産や健康など人間への影響も顕在化してきています。
気候変動の影響
強い台風
地球温暖化の影響は気温上昇にとどまらず、近年は各地で強い台風や集中豪雨などの異常気象による災害が頻繁に発生しています。
地球温暖化の進行は本市でも例外ではなく、本市に最も近い府中気象観測所における観測結果をみると、年平均気温及び真夏日の年間日数は上昇または増加傾向にあります。
本市においても、今後は気候変動の影響による集中豪雨の増加や大型化した台風の影響、猛暑・酷暑による熱中症搬送者数の増加などが予想されます。
世界における気候変動の影響の予測
- 海水の熱膨張や氷河が融けて、今世紀末には海面が最大82センチ上昇します。南極やグリーンランドの氷床が融けるとさらに海面が上昇します。
- 世界平均気温が産業革命前より1.5から2.5度以上高くなると、調査対象となった動植物種の約20から30パーセントで絶滅リスクが増加する可能性が高いと予想されています。
- 世界中で猛威を振るっているマラリアなど熱帯性の感染症は、温暖化が進むとその感染リスクの高い地域が広がります。
- 極端な高温、熱波、大雨の頻度が増加し、熱帯サイクロンが猛威を振るうようになります。高緯度地域では降水量が増加する可能性が非常に高まり、ほとんどの亜熱帯陸域においては降水量が減少する可能性があります。
緩和と適応
森林は二酸化炭素の吸収源
気候変動の一部はすでに生じつつあり、本市でも緩和と適応の対策が必要です。
- 緩和策
温室効果ガスの排出削減と吸収源の対策により、地球温暖化の進行を食い止めるための対策
- 適応策
気候変動に伴う影響に対して人や社会、経済のシステムを調節することで影響の防止・軽減を図る対策
できることから取り組んでいきましょう
緩和策
本市における二酸化炭素排出量のうち、家庭からの排出は約5割を占めていることから、家庭での二酸化炭素排出削減が求められています。
国・都等のホームページ
「COOL CHOICE」地球温暖化対策、省エネ、エコで「賢い選択」(環境省)(外部サイト)
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について 省エネ住宅(資源エネルギー庁)(外部サイト)
東京ゼロエミ住宅導入促進事業(クール・ネット東京 東京都地球温暖化防止活動推進センター)(外部サイト)
小金井市のホームページ
太陽光パネルの設置
資源物の分別
適応策
今後、気温上昇に伴い、熱中症被害がさらに増えると考えられています。また、病気を媒介する蚊の北上などにより、感染症のリスクも懸念されます。健康影響を抑えるため予防策や集中豪雨等による被害を防ぐ対策も必要です。
国・都等のホームページ
東京マイ・タイムライン(東京都総務局総合防災部)(外部サイト)
政府広報オンライン「デング熱にご注意を!」(内閣府大臣官房政府広報室)(外部サイト)
小金井市のホームページ
出典 人口動態調査(厚生労働省)、日本の年平均気温偏差(気象庁)/全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より
出典 IPCC第6次評価報告書 WG1/全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より
お問合わせ
環境政策課環境係
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FAX:042-383-6577
メールアドレス:s040199(at)koganei-shi.jp
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