帯状疱疹予防接種費用の一部を助成します
更新日:2024年8月22日
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。
水疱が見られる2、3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状が見られることもあります。通常は2週間から4週間で皮膚症状がおさまります。
子どもの頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、加齢や疲労によって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
50歳以上になると発症率が上昇し、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹ワクチンは2種類あり、接種方法や接種回数等に違いがあります。
市が費用負担できるのは、どちらか1つのワクチンのみとなります。
乾燥弱毒生水痘ワクチン (ビケン) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン (シングリックス) |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン | |||||
接種回数 | 1回 | 2回 | |||||
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉注射 | |||||
接種費用 | 1万円程度 | 4万円程度(2回で) | |||||
発症予防効果 | 69.8% | 96.6% | |||||
持続性 | 5年程度 | 10年程度 | |||||
副反応 | ≪頻度10%以上の副反応≫ 紅斑(44.0%)、そう痒感(27.4%)、熱感(18.5%)、腫脹(17.0%)、疼痛(14.7%)、硬結(13.5%) ≪重篤な副反応(頻度不明)≫ アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎 |
≪頻度10%以上の副反応≫ 疼痛(78.0%)、発赤(38.1%)、腫脹(25.9%)、筋肉痛(40.0%)、疲労(38.9%)、頭痛(32.6%)、悪寒・発熱・胃腸症状(それぞれ10.0%以上) ≪重篤な副反応(頻度不明)≫ ショック、アナフィラキシー |
|||||
特徴 (まとめ) |
・1回で接種が完了する ・接種に要する費用が不活化ワクチンより安い ・副反応が弱い ・発症予防効果は不活化ワクチンより低い ・免疫の持続期間が不活化ワクチンより短い |
・発症予防効果が高い ・免疫の持続期間が10年程度とされている(生ワクチンより長い) ・副反応が生ワクチンより強く出る可能性が高い ・2回接種が必要 ・接種に要する費用も生ワクチンより高い |
厚生労働省ワクチン分科会資料、ワクチン取扱説明書、ワクチン添付文書等による
注記:接種費用は一般的な価格であり、各医療機関によって異なります。
注記:発症予防効果は、50歳から59歳に対する効果となりますので、目安としてお考え下さい。
対象者
接種日において小金井市に住所を有する満50歳以上の市民
接種費用
予防接種に要する費用から、生ワクチン1回当たり4,000円、不活化ワクチン1回当たり10,000円を差し引いた額。ただし、生活保護受給者等は、予防接種は要する費用から生ワクチン1回当たり8,000円、不活化ワクチン1回当たり20,000円を差し引いた額。
注記:予防接種に要する費用は各医療機関によって異なりますので、具体的な金額を知りたい方は各医療機関にお問合せください。
助成開始日
令和5年7月1日(土曜)から
注記:令和5年7月1日以降に接種するものが対象となります。
注記:令和6年度(令和6年4月1日から令和7年3月31日まで)も事業を継続することとなりました。
接種場所
帯状疱疹実施医療機関一覧に記載のある医療機関で接種を受けてください。
注記:小金井市内の実施医療機関以外での接種は全額自己負担となります。
注記:予約の有無を確認し、要予約の医療機関で接種を希望する場合は、必ず予約をしてください。
持ち物
保険証等(住所、生年月日等を確認します)
注記:予診票は実施医療機関にあります。
接種間隔
・乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)2回目の接種は、1回目の接種から2か月後に行います。2か月を超えた場合は、1回目の接種から6か月後までに2回目の接種を済ませてください。
・乾燥弱毒生水痘ワクチン(生ワクチン)を接種する場合は、ほかの注射生ワクチン(麻しん、風しん等)との間に中27日以上間隔を空けてください。
・新型コロナワクチンとは同時接種できません。新型コロナワクチンとインフルエンザ以外のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
その他
・帯状疱疹予防接種は、現在、予防接種法に基づかない任意の予防接種となっており、接種の義務はありません。接種を受けるかどうかは、副反応等を考慮したうえで、各自ご判断ください。
・帯状疱疹予防接種は任意接種であるため、万一、被接種者に健康被害が生じた場合、予防接種法による健康被害救済制度の対象にはなりませんが、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構による「医薬品副作用健康被害救済制度」、市が加入している予防接種事故賠償補償保険が適用となる場合があります。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
お問合わせ
健康課健康係
住所:〒184-0015 小金井市貫井北町5丁目18番18号 保健センター
電話:042-321-1240
FAX:042-321-6423
メールアドレス:s050499(at)koganei-shi.jp
注記:迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。
また、お使いの端末やメールサービスの迷惑メール対策等により、回答メールが受信できなかったり、迷惑メールフォルダに格納されたりする場合があります。「@koganei-shi.jp」からメールを受信できるように設定してください。