東京アラートの解除を受けて　力を合わせてコロナ禍を乗り越えていきましょう

　新型コロナウイルスの感染再拡大のおそれがあるとして東京都より発動された「東京アラート」が昨日6月11日をもって解除され、段階的に進めている休業要請は、6月12日より「ステップ2」から「ステップ3」へ移行しました。東京アラートの解除は、専門家の意見も踏まえ、都内の新規感染者数が抑制されており、現時点で急激な再拡大はないとの判断によるものです。市の施設や公立小中学校も順次再開しておりますが、「新しい生活様式」を取り入れた、安全と利用の両立に向けたご協力をお願いします。
　東京アラートの解除に至るまでの間、改めて、医療関係者やエッセンシャルワーカーの皆様のご尽力、市民や事業者の皆様の感染拡大防止へのご協力に心から御礼と感謝を申し上げます。また、マスクやフェイスシールド、防護服等のとても貴重な感染防止のための資材を多くの方から小金井市にお寄せいただいており、重ねて感謝を申し上げます。
　東京アラートは解除されましたが、新型コロナウイルスの第2波、第3波は専門家からも想定されており、引き続き油断できない状況です。感染防止への取組を怠ると一気に感染拡大に転じてしまう危険と背中合わせの状態にあります。世界中で猛威を振るっているこのウイルスを引き続き「正しく恐れ」、いままで努力してきたこのウイルスとの向き合い方を、これからも継続しなければなりません。そこで、改めて私から皆様にお願いをします。
　市民の皆様におかれましては、夜の繁華街など3密（密閉・密集・密接）の危険がある場所には十分注意を払ってください。そして、新しい日常「こまめな手洗い、咳エチケット、マスクの着用、3密を避ける生活や働き方、さらには熱がある等体調が悪い場合の外出を控えること、ソーシャルディスタンスの確保など、感染しない、感染させない行動」の徹底をお願いします。今まで感染を抑えてきた方法をうまく活用しながら、人を思いやり、助け合い、支えあって生活を進めてまいりましょう。
　帰国者・接触者外来（新型コロナ外来）は、近隣市の病院の専門外来をかかりつけ医により紹介していただきます。いざという時のために、かかりつけ医がいない方は、自宅等の近くに見つけておくよう心掛けてください。PCR検査センターは、府中市、国分寺市、国立市、小金井市の4市医師会のご尽力により5月25日に開設されました。検査は、ウォークイン方式とドライブスルー方式で行われています。本市では6月15日より小金井市専用の患者搬送用自動車を運行し、小金井市医師会と緊密に連携した総合的な支援を行ってまいります。
　「ステップ3」への移行により営業再開や営業時間を延長される市内事業者の皆様におかれましては、引き続き、都や業界団体のガイドラインを踏まえた感染拡大防止対策をお願いします。小金井市では、度重なる自粛などの要請により、大きな経済的被害を受けることになった市内事業者の皆様を対象とした支援制度も創設いたしました。これからも、国や東京都等の様々な支援制度と併せ、小金井市独自の支援策を実施し、「いのち・くらし・地域・市民生活の基盤」を守る新型コロナウイルス小金井市緊急対応方針第3弾の策定に取り組み、市民生活や地域経済を守れるよう全力で支援してまいります。
　市民及び市内事業者の皆様は、より良い未来の小金井市を創っていく大切なパートナーです。共に力を合わせてこの難局を何としても乗り越えていきましょう。
　今後も市民生活を守ることを第一に、市として最善を尽くしてまいります。